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「避難者のための就労支援講座」全5回終了しました

2013年2月7日 | その他

2月7日をもちまして「避難のための就労支援講座」を終了しました。1回ごとに関心のある講座に参加いただくという形で始めた講座も、のべ30名を超える参加があり、受講された方の中には、すでにこの春からの就労を目指して動いている方、また就職試験に臨んだ方などもいます。講座ごとに行いました「アンケート」に「よい機会を与えていただきました」「希望がもてました」などの声があると、この講座の開催意義があったのではないかと自負しています。 今後も引き続き、少しでも避難者の方々の想いに寄り添い、前へ進むための後押しをしていきたいと考えています。

2回目以降の講座をご報告します。講座の様子を垣間見てください。

第2回は「メイクアップ講座」でした。参加者が5人ということもあり、講師のみきしほさんより一人ひとり丁寧に指導していただきました。メイクアップの方法の他、まずは毎日きちんとメイクを落とすことが基本、口紅も自分にどんな色が合うのかを知ることが必要、ということなどを教えていただきました。初めて知ったメイク用品もあり、とにかく驚きの連続でした。皆さんがきれいにメイクされて笑顔で帰っていったのが印象的でした。

第3回は「パソコン講座」を行いました。会場を講師の石橋さなえさんの事務所(パソコンワークネット とも・とも)の西宮市に移し、パソコンの基本であるワードの操作とエクセルの操作を学びました。「画面上のアイコンにいろいろな機能があることがわかり、役立てていけそう」なども感想もあった反面、「時間が足りなかった」との感想もあり、パソコンの技術はやはり何回も何回もやってみること、そして慣れることでしょうか。

第4回は「就労する前に知っておきたい基礎知識」をテーマに、職員が講師となって行いました。就労の現状については、就労相談に来られた避難者の方をマッチングさせた15件の事例をもとに、話を進めていきました。また、収入と各種保険や税金の関係についての説明では、扶養範囲内で働き方とそうではない働き方に参加者の関心がとても高く、年収103万の壁と141万の壁の説明には、沢山の質問が飛びかいました。

第5回は「在宅ワーク~特技を生かして働く~」というテーマでした。すでに在宅で仕事をされているお二人の方(パソコンワークネット とも・とも 石橋さなえさんと大人服作家 神尾博巳さん)に来ていただき、どんなことを仕事として在宅でされているのか、また在宅にした経緯や、収入なども話していただきました。「丁寧にお話していただいたことで、イメージしやすかった」「期待以上の内容だった、ためになった」など嬉しい感想を聞くことができました。この講座をきっかけに、すでにミシンを使って縫製の仕事をスタートさせたグループの方と、講師の方とがつながり、新しい出会いの場ともなりました。