2011年8月11日 | スタッフブログ
先週の東公民館に引き続き、今週は西公民館で開催されました。
先週は参加者がちょっと少なかったのですが、今回は多くの方に来ていただき、意見も活発に出て時間を30分もオーバーしてしまいました。
最初に中川市長のご挨拶があり、この第5次総合計画は市が策定する計画の再上位に位置するもので、キーワードは「市民の力」、市民が主役であることを強調されました。被災地支援もしている宝塚市ですが、大規模災害は市民と行政が一体とならなければ、復興への道筋は見えてこない。今日のフォーラムが新しい公共と協働のまちづくりを推進するきっかけとなるものと期待していると述べられました。
次に政策推進室の古家課長から総合計画のポイントについて、今回はこれまでと違い、人口が減少に向かう時期における計画であること、市民が主役で、行政を主とするまちづくりから「協働」を核とするまちづくりへの転換であることを 説明されました。
基調講演は先週に引き続き、近畿大学総合社会学部の久教授で、協働は考え方、役割を話し合って、お互いを理解することから始まる。誰かに言われてするのではなく自発的なものでなければならない。また、ゆるやかな協働がうまくいく秘訣ではないかと、わかりやすいたとえ話を出されて「なるほど・・・」と納得できました。久先生が実践されている「まちづくり井戸端会議」のような情報交換・意見交換の場を宝塚でもつくってみたいなあと思いました。
パネルディスカッションは、NPO法人関西アロマセラピスト・フォーラムの大門理事長、コミュニティ西山の久保田副会長、自治会連合会の神木副会長がパネリストとして参加され、それぞれの団体の活動や課題などについて話されました。協働についても課題はあるが、これまでの経験を活かしながら実践していきたいというのが皆さんの共通の思いでした。
先週と今週の2回に亘って開催されたフォーラムでしたが、内容が素晴らしく、参加者も「宝塚市第5次総合計画」のことを少し、いえ深く理解していただけたのではないでしょうか。宝塚NPOセンターとしても、「新しい公共」と「協働のまちづくり」実現のために、これからも活動を続けたいと思います。