2012年1月17日 | スタッフブログ
阪神・淡路大震災から17年、そして、千年に一度と言われる3.11巨大地震。これらのできごとを風化させないために、1月12日、宝塚市西公民館でシンポジウムを開催しました。基調講演は俳優でもあり認定NPO法人「1.17希望の灯り」代表でもある堀内正美さん、自身も被災者であり、阪神淡路大震災により、人間のやさしさと思いやりがいかに大切であるか、みんなで支えあった体験を今後に生かすことが体験者の役割である」と話した。
後半は、「語りつぐ震災~安全安心なまちをめざして~」をテーマに堀内さんをコーディネーターとして3人のパネリストによるパネルディスカッションを行った。関西学院大学の学生である上田さんは、当時高知県にいたが5歳ということもあって良く覚えていない。現在は居住問題に取り組む世界的なNGO「ハビタット」の日本学生支部エコ-ハビタット関西学院の副代表で、東日本大震災も世界的なできごとであると現地に赴き泥かきなどのボランティア活動を行った。民生・児童委員の福住さんは自宅が全壊し仮設住宅での経験から救援活動がスムーズに行える仕組みが必要であると、現在避難所開設マニュアルなどの作業に取り掛かっている。看護師でNPO法人関西アロマセラピストフォーラムの副理事長である宮里さんも自宅が半壊、仮設で一年暮らしている。避難所でのボランティア「足湯隊」の体験から、人とのふれあい(タッチケア)が人を癒し、同時に香りのリラックス効果を知り、現在の3.11支援活動にもつながっている。福住さんも宮里さんも、現在の活動の原点は阪神淡路大震災にあると述べた。