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笹森理絵さん 公開講座(まちかど子育て相談スキルアップ講座 2回目)

2012年9月30日 | スタッフブログ

9月30日(日)まちかど子育て相談スキルアップ講座の2目、「発達障害の理解と対応について」を公開講座として開催しました。

講師は32歳の時に発達障害の診断を受け、3人のお子さんも発達障害であるという笹森理絵さんです。

台風17号の暴風警報が出る中、講座開催を強行、欠席者もありましたが、それでも70名近くの方が参加してくださいました。

笹森さんの体験談を交えてのお話はとてもわかりやすく、説得力がありました。

聴覚過敏の話では、黒板を爪で「キィー」という音と同じように不快感を感じるものが、笹森さんの場合は電車の音、特に地下鉄谷町線の音だとか。相手の立場に立てば、それがどれほどのことかわかる筈、対応も違ってくる。

現在、笹森さんは就労移行支援事業所で就労支援員をされていますが、支援というのは「一緒に挑戦し、冒険し、ともに夢をみること」であり、一歩踏み出せる勇気が持てるように支援すること。 また、発達障害は発達しない障害ではない、笹森さん自身は以前に比べて数段進歩しているとのこと。 「発達障害」という言葉は適切な言い方なのか...と思ってしまいました。

診断は、レッテル貼りのためにあるのではなく、理由を正しく知り、対処の仕方を知るためのものである。診断のあとのサポートが大切。親はやはり、子どものことが心配、親がいなくなっても子どもたちのために、安心できる支援機関が必要であると親の顔を覗かせながら、支援の必要性を訴えられた。

発達障害の認知や支援は少し広がっているとはいうものの、大人の発達障害もあり、まだまだ十分に認知されていません。発達障害の人も周囲の人もまずは正しい知識を得て理解することが大切であると思います。

ところで、みなさん! 台風の影響で雨が強くなっていましたが、無事帰られたでしょうか?

お疲れ様でした。(橘田)